2008年4月21日月曜日

OEK第239回定期公演

2008年4月20日、15:00開演
石川県立音楽堂、コンサート・ホール
小曽根真 (ピアノ)、井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢

・モーツァルト、ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
・ショスタコーヴィチ、ステージ・オーケストラのための組曲 (ジャズ組曲 第2番) から
・ガーシュウィン (グローフェ=オーケストレーション) 、ラプソディー・イン・ブルー
今回は、簡単に感想をば。

小曽根氏のピアノ、大変面白いものでした。モーツァルトでは、カデンツァがギリギリ・セーフかちょっと越えちゃったくらいのセンスでジャズが入っていましたし、ガーシュインでは、途中からウォーキング・ベースのコントラバスが入ってコンピングを始めたり、サキソフォンが総立ちになって割り込んできたり、かなり用意周到に「逸脱」を狙っていたということが分かります。ピアノのソロ部分は、いくらでもあんこを入れることができるかと思いますが、どうやって戻すかのセンスが良かったと思います。アンコールは、おそらく井上氏のリクエストによりDSCHのモティーフによる即興演奏 (小曽根氏のソロ) で、なぜかその即興がショスタコーヴィチ風に聴こえたのは、彼の意図だったのか、あるいはモティーフが自然に導いてきたものなのか。最後は内部奏法も使って、静かに終わりました。

ショスタコーヴィチもエネルギッシュで切れ味が良く、オケの鳴りもひときわでした。やっぱり井上道義+ショスタコっていうのは期待できる組み合わせです。

そんなわけで、演奏会は大満足ですが、帰りの北陸線では、小杉と呉羽の間で人身事故があり、富山には1時間50分遅れで到着するハメに。疲れました (^^;; 

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