2008年3月9日日曜日

丘声会オペラ協会公演


丘声会 (きゅうせいかい) オペラ協会公演
小林源治:歌劇《牛若丸》
牛若丸:竹林順子、大天狗:碓井智子、烏天狗:田中礼子、吉沢早紀、畠 啓子、与沢桂子、北嶋ミク、浅岡光代指揮ヤマハ ステージア (ELS OIC) 伴奏
林光:歌劇《あまんじゃくとうりこひめ》
うりこひめ:河内麻美 (ソプラノ) 、あまんじゃく:広瀬美和 (ソプラノ) 、ばっさ:碓井智子 (メゾ・ソプラノ) 、じっさ:内山太一 (バリトン) 、けらい:森清篤実 (テノール) 、とのさん:黒崎隆憲 (バリトン)
浅岡節夫指揮、ヤマハ ステージア (ELS OIC) 伴奏

2008年03月09日
富山県教育文化会館、14:00開演

久しぶりに丘声会のオペラ公演を観てまいりました。私が1989年にハイドンの《月の世界》を観にいった時はオーケストラとの共演で、なかなか本格的な上演だなあと感心もしたんですが、いつのころからエレクトーン伴奏になっているのでしょうか? 私もエレクトーンで音楽を始めたとはいえ、クラシックをやってる人間にとっては、電子楽器に若干抵抗があるというのも事実だったりします。ちなみに今回の上演では声楽陣もマイクを付けてました。ミュージカル風の上演、とでも言うんでしょうか。

それでも《あまんじゃくとうりこひめ》は、声楽陣がよかったですし (河内麻美、碓井智子、広瀬美和、内山太一ほか) 、ヤマハのステージアは、代用楽器として、それなりの役割を果たしていたように思います。林光のオーケストレーションの妙技が楽しめたかもしれません。この演目には、素直に感動できました。ところで、あまんじゃくの突飛な格好は、あれでいいのかな。日本の民話とはまるで別世界のピエロみたいな格好だったけど。セットはこの演目も《あまんじゃく》も、よかったと思います。オーバードで大きな演目っていうのは、難しいのかなあ。

《牛若丸》の方は、マイク使用が声楽陣の声量と発声をカバーしていたのでしょうか。演技は、なかなかだったと思います。

それにしても丘声会の地道な、そして継続的な活動は評価したいですね。

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